ダウン症は比較的早い段階で診断がつくことが多いみたい
あらゆる情報を調べ、検索しまくり、ダウン症関連の実用書を読み漁る日々・・・
ちょっと結構疲れてきたなー・・・ってなってる方におすすめしたいのが
「弟は僕のヒーロー」
ダウン症の弟を持つジャコモ氏が実体験をもとに作った動画が全世界で再生され大バズり。
拡散され、多くの人を魅了し書籍化、映画化され大変注目されています
私の場合は、ダウン症の親であるX(旧Twitter)のフォロワーさんが読書レビューを発信していたのがきっかけ。
泣いて笑ってとにかくスカッと気分爽快になれました
- ダウン症の実用書やテキストチックな読み物ばかりで疲れちゃった
- SNSの誹謗中傷やヘイトコメントに傷ついている
- ダウン症のある家族のことをどう話したらいいか悩んでいる
- ダウン症の子どもが生まれてきてなんだかモヤモヤしている
- ダウン症の弟を持つジャコモ氏が書いているので実体験があるあるすぎて共感度がエグイ
- 当事者の家族だからこそ、めちゃくちゃ悩むし苦しいんでいるのが切なくて泣ける
- 自分を形成する一部として、ダウン症の弟の障害を受け入れていく過程に勇気をもらえる
- ダウン症や差別的な周囲の目にどう向き合っていけばいいか自分なりに整理できる
- ブラックユーモアや皮肉も効いてる場面がリアルだから嫌なこと言われた時に使えそう
以下より「弟は僕のヒーロー」のネタバレ含みますのでご注意ください
イタリア人のジャコモ一家、基盤は母と父の夫婦力の強さにあり
- ブラックユーモアが効いた賢い父:皮肉まじりのユーモアセンスでマウント口撃を玉砕できる。攻撃は最大の防御
- 慈しみと愛に溢れた母:信頼と安心の基盤。無理なく自分のペースであらゆることを受け入れ選択して生きられる
- こんなにできた母と父がいるのか?理想の夫婦像すぎて隙がなさすぎる(羨ましい)
兄ジャコモとダウン症を持って生まれてくる弟の受胎告知の第一章から幕をあけます
父と母は、ダウン症だということを知った上で産み育てるという判断をした夫婦ということ
この時点で夫婦の結束や絆といいますか・・・
支え合う力、夫婦力?が、非常に高いんじゃなかろうかと。
攻守ともに卓越した夫婦力、見習いたい!
チーターのぬいぐるみは生まれてくる弟への期待がてんこ盛りで切ない
兄ジャコモは母から男の子を妊娠したという知らせを受けてから喜びと期待に胸を躍らせます
男同士きょうだいで何かプレゼントをしたいと父と一緒におもちゃ屋で選んだのが「チーター」
選ばれたチーターには生まれてくる弟への期待や希望が詰まっていましたね
泣けたぜ・・・
生まれてくる新しい家族との楽しい未来、想像するだけで幸せだものね
ダウン症の弟と初対面、当時5歳のジャコモが母を質問攻めに。愛に溢れる回答にダウン症の子育て中の全私が号泣
でもね、どんな状況においても
引用元:弟は僕のヒーロー 2.百八十個のぬいぐるみ
選べることが一つだけあるの。
それは愛すること。無条件で愛することよ。
ここ、ここーーー!!!
目から汁が止まらねぇ・・・
顔、ビッショビショ。
はぐらかさずに子どもたちに向き合っていきたい!
ダウン症への考え方や価値観は家族だってみんなバラバラ「みんな違ってみんないい」
- ダウン症のある弟を隠していたい
- 弟が輩らしき連中に絡まれ辛い思いをしている時に庇ってやれず不甲斐ない
- 3歳下の妹や父親はユーモラスに弟を擁護できて羨ましい
ダウン症がある弟の存在を兄ジャコモ自身が腹落ちさせるまでの葛藤や愛に溢れる友人や家族の言動が丁寧に描かれています
いろんな受けとめ方があって当然
おかしくない、悩んで普通。気にやむ必要はまったくないんだね
他人のことに余計な干渉をしてくる同級のピゾーネ。他人がどう思おうが自分は自分でいいんじゃない
印象に残ったのが同級のピゾーネ
他人のことに口出ししてくる嫌なやつとして登場します
序盤、兄ジャコモに弟が「ダウン症」であることをわざわざ言いにきていじってくる
ウザめでやな奴
障害者用のスペースに無断駐車して警察とトラブっているピゾーネ一家のシーンでは結果、ジャコモが機転をきかせピゾーネを助けてやってましたが。。
なぜ、自分にそんなウザ絡みをしてくる奴を助けられるのか
ちょっぴり不思議に思ったんですよね
ダウン症のある弟の存在を受け入れたからこそ、干渉してくるやな奴ピゾーネさえも助けられたのかなって
咄嗟に困っている人に手を差し伸べられるジャコモ。
これ、瞬時にできることじゃないよね
すごいよ、ジャコモ!!
ダウン症の弟を隠したいと思っていた当時から、長い年月をかけて自分の中で腹落ちさせられたのかも!
他人に不必要に干渉してくる人は少なからずいます
そんな時は、人は人、自分は自分
スルースキル発動させていきたいと思います♪
まとめ:「弟は僕のヒーロー」はダウン症を受け入れ成長していく青年のノンフィクションだからリアリティが桁違いだった
ブラックユーモアたっぷりでクスリと笑える「弟は僕のヒーロー」
ダウン症のある家族の存在をどういう過程で落とし込んでいくのかが本当にリアルでホロリと泣ける
勇気をもらえる一冊でした!
映画も今度観たいなーっ!!
ではまた♡
\ 読んで頂きありがとうございました!/
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